「こんなの初めて」というくらいトラブル続きのラリーだった。
まあ、私自身はほとんど何も大変なことはしていないのだけれど…
出発日
羽田は激コミで、鶴岡さんが駐車場に車を止めることができたのは飛行機の出発時刻。
しかし、なんと飛行機の出発が25分遅延で滑り込むという幸運。
ニセコに行く途中に昼食のため立ち寄った「きのこ王国」には、こんなものがあったが、さすがに手を出せず。
本当に、「大人気!!」なのか??
レッキ、参加受付日
あまりに想定外の問題発生。
「これは、どんなに悪どいことをやって無理かも…」と思っていたけれど、完璧に正しい手順で問題を解決した平塚に驚愕。
ある意味、運転よりも、車作りよりも、スゲーわ。
競技初日
湿ったダートは、ワダチがザックザクのかなり荒れた状態。
SS4あたりからブレーキ一発目が奥に入ってしまうハブトラブルのような症状が出始め、SS6を出て様子を見ると自走はもはや…
例のハブを止めるボルトが3本とも外れてしまっていた。
鶴岡さんはあるものでなんとかサービスまで走れるようにしようと頑張るが、スイーパーも来てしまい万事休す。
下手に自走すると被害が拡大するのはほぼ確実なので、サービスに救援に来てもらい、その間に他のエントラントにパーツを探してもらい、レグ離脱からの修理完了。
チームワーク、すばらしい。
競技2日目
そこらじゅうで舗装とダートが頻繁に切り替わる道が難しい。
なんて思っていたら、午前中最後のSS9で「橋すぐダートの右4」で側溝に。
引っ張れば30秒かからずに上がるし、車がある方が危ないと思っていたら、スイーパーからSS12を観戦する貴重な機会までいただきじっくり観戦。
まあ正直なところを言えば、「すぐ2ループ目が始まるから」と言っていたが、00カーが来るまでに2時間あって、全く動かない状態ならともかく、この状態を放置して2ループ目を開始とかありえないと思うのだが…
どうやら、私はかなり楽しそうに観戦していたらしい。
でもね、ここで沈んでも何もいいことないのよ…
その点、鶴岡家は一家で素敵。間違いなく悔しいはずだけれど、それを人前では見せない。
いいねえ。ああいうふうに、ありたいものだ。
あらゆる困難を乗り越えてとは行かなかったものの、過酷なラリーを楽しいと感じさせてくれるのは、このチームあってのことと再認識したラリー・カムイだった。
出走76台中リタイヤ26台と、ラリー自体もかなり過酷なものだった。
- Series: 2024 JAF 全日本ラリー選手権 第6戦
- Event: 2024 ARK ラリー・カムイ
- Date: 2024年7月5日〜7日
- Place: 京都府
- Result: JN5 R Dr.鶴岡雄次
- Service Crew: 大谷竜三、福島賢大郎、富士本侑汰、鶴岡恭子
- Official Result: 2024 ARKラリー・カムイ:正式結果