モントレー2025

移動日

近くは楽だ。

Jikoちゃんは、「いろいろなところに行けていいなぁ」と言うが、私は全日本ラリーが全戦市川市で開催されるなら、それが一番楽でいい…

鶴岡夫妻と高崎市内で昨年と同じ店で昼食をとり、安中に向かう。

そして、サービスパークへ。

事前にWebでロードブックまで公開されていたので、ロードブックが配られなかったらどうしようと思っていたけれど、ちゃんともらえた。タブレット見ながらやることにならないでよかった。

今回は、鈴木尚/島津BRZ、海老原/影山CR-Zとチームで3台のエントリー。
いや、レインボーの須藤/新井スイフトも同じチームなのか、別なのか? よくわからん…

レッキ

レッキ受付は前日に済ませてあるので、レッキコースオープン時に現地到着程度を見込んで出発。
相変わらず、ロードセクションが長い。

ノートはすべて、新規起こし。
表記もだいぶ安定しているし、そろそろノートは以前のを修正するようにしていってもよいのかなと思う。

車順はだんだん後ろに下がっていくが、まあこれは計算内.コンビニによっておやつを買っているから、とかでは無い。

山奥の林道入り口あたりで、鶴岡さんが「ここ来たことある」っていうのにびっくり。

この日は、夕食をさくっと単独で取らせていただいて、じっくりペースノットのチェック。
おかげさまで、2日分をしっかり終えることができ、2日間睡眠不足になることもなく、ラリーを進めることができた。
いや、当然私はリエゾンで寝たけどね…

1日目

SS1 Yokura Touge、14.0km。
快調に走っていたが、残り2kmで右フロントを法面にヒット。
そしてタイヤバースト。
残り2kmは微妙な距離だが、ホイールからタイヤは外れていないようだし、そのままフィニッシュに向かうことにする。
左コーナーは、スタッドレスタイヤよりも遅く、「こりゃ、いつ追いつかれるかな」と思いながら、Rally Streamの現在地情報と後ろ、そして残り距離を見ながら、なんとかフィニッシュ。

しかし、その先、しばらく行って路肩でタイヤ交換を始めるときになっても、後続の須藤氏は来ない。
「いくらノンターボのZC32スイフトでも、そんな遅くはないでしょう、大きくやらかしているのかな?」と思いながらジャッキを出していると、後ろから来た須藤氏が「負けた!!」と言いながら、通過。

??

いや、勝負になっていないはずなんですけど…

0.1秒差だったようだ。なんで??

後からリザルトをよく見て検討すると、ぶつかるまでは、きっと3番手くらいのタイムが出せていたのではないか? ただそれはオーバーペースで14kmを走りきることはできないペースだった。という結論に達した。

そして、なが~いリエゾン。
パトカー先導となり、ゆっくり走行しSS2への到着時刻は遅れは確実。

ギリギリなら、車内で体をひねりながら、装備を装着するのだけれど、明らかな外的要因があるし、ラリーと知らない人がたくさんいる街中で走りながらヘルメットを着けたりしなくない。

TC前で、車から降りて装備を付け、ショックをちょっと調整してSS2へ。

SS2 Old Usui Touge 9.1km。
某漫画になんの思い入れもない私としては、ただの広い道のSS。
まあ、ギャラリーは多いけど、個人的には特段それを求めてもいない。
もちろん、ラリーの発展のためには必要なのは理解しているけど、この長いリエゾンはかなりつらいのだ。
10年くらい前に福井でやった有料道路のSSとかなら、素直に喜べたかも。
あの道は、怖いけどよかったなあ。

そして、ここでも須藤氏に3秒勝ち。
ここから、内輪の醜い5位(ブービー)争いが始まった。

そして、サービス。
いきなり、ヨコハマタイヤの人から「山岸さん」と声を掛けられる。
と、大学時代の友人斉藤英司君。
今年から、モータースポーツの部署に移ったらしい。びっくり。

SS3 Old Usui Touge 9.1km。
碓氷峠旧道2回目。
これだけ広いきれいな道だと、トップの藤原さんともそれほど差がつかない。
15秒差の1.6s/km。山の中だと4s/km近くやられるのにね。

そして、須藤氏はこちらのタイムを見ているかのように、2秒後を走っている。
これは口惜しかろう。鶴岡さんの頑張りに拍手。

SS4 Yokura Touge、14.0km。
なんと、残り2kmを思い切りゆっくり走ったSS1よりも、5秒遅い。
いや、若干慎重になってペースを落としているとはいえ、(タイヤバーストした)SS1の方が5秒速かった、と言うべきか。

ということはやっぱり、SS1でぶつかるまでは相当ハイペースだったんだろう。

ということで、1日目終了。

とりあえず、須藤氏は秒差ではあるけれどすべてのSSで抑え切った。とてもよいペースバロメータになってくれている。

2日目

久々のラリーでもトップ争い中の尚のスタートをお見送り

SS5 Shionosawa Touge 、4.05km。
基本的には下りメインの道。
ここはNAの須藤氏にやられるかなとも思ったけれど、3秒差で勝ち。

SS6 Nostalgic Dojo、7.0km。
ここはスタートとフィニッシュの標高はほぼ同じだが、勾配はけっこう急なので、余裕があるかなと思っていたけれど、前のSSと同じ3秒差?

後から聞くと、「須藤さん、鬼神の走りしてましたね」と某雑誌編集長が言っていたらしいので、「もー、あきらめでゆっくり走ったよ」という須藤氏のセリフはいつものフェイクだろう。

サービス前のTCイン待ちでは、ちょうどそこにいた、嫌がる英司君を黄色いダンロップを履いた車の前に引っ張っていき記念写真。


いや、ヨコハマタイヤくれるなら、喜んで車を黒赤にして履きますよ。私が…

SS7 Shionosawa Touge 、4.05km。
結果を見ると、1回目から0.9秒アップとほとんど差がない。
いやー、安定してますね。

SS8 Nostalgic Dojo、7.0km。
そして、ここは、1回目との差はわずか0.2秒遅れ。
ここまでくると、安定しているというよりも、2回目なんだからもうちょっと早くなってもいいんじゃない、なんて欲も出てくるけれど。

そんなわけで、軽いヒットはあったものの、完走5位。

須藤氏との競争のおかげで、10数年前を思い出すとても楽しいラリーだった。
でも、完封。もうちょっと、勝った負けたやってくれてもよかったんですけど…

そういえば、今までは、リザルトはできるだけ主催者のページにリンクを張るようにしていたんだけれど、自分のところにコピーを置いておくことにした。
最近は、正式結果はSportityに掲載するだけのところも出てきたし、そもそも新城ラリー(http://www.shinshiro-rally.jp/)なんて、ドメインを放棄したのか、まったく関係ないページに飛ばされるようになっている。

Sportityは便利なんだけれど、そこにあるものをいつまで見ることができるのかが、わからない。

ここはチラシの裏だし、これでいいだろう。

  • Series: 2025 JAF 全日本ラリー選手権 第4戦
  • Event: モントレー2025
  • Date: 2025年6月6日〜8日
  • Place: 群馬県、長野県
  • Result: JN-4 6位 Dr.鶴岡雄次
  • Service Crew: 佐藤智紀、富士本侑汰、岡野亘輝、作田匠海、鶴岡恭子
  • Official Result: