妻のご希望で、湯西川温泉のかまくら祭りに。
昼には宇都宮に着いたので、たまには正嗣でもちがう店に行ってみようと鶴田店に。
駐車場にほとんど車がいないように見えたので、もう終わってしまったかと思ったが、逆にタイミングがよかったようで待ち行列1番。直後に一気に混みだした。幸運な旅の出だし。
駒生店よりも、焼き方が少しやわらかい感じ。私の好みとしては駒生店の焼き方かな。あくまで好みの問題だと思うけど。
再び、日光宇都宮道路に乗り、今市まで。
道の駅湯西川によると、外での野菜直売も無く静か。翌日通りがけに見たら野菜直売をやっていたので、たぶん平日だったからと思われる。
湯西川 揚羽
今日の宿は湯西川 揚羽。
以前行ったときは、平家の庄という名前だったようだけれど、なぜか名前が変わっていた。
妻はけっこうお気に入りのようだけれど、私としては評価するところは6つある貸切露天風呂(3,000円で入り放題)くらいかな。
置いてある骨董品や装飾も、それ自体には価値はあるのかもしれないけれど、平氏ゆかりの宿としての魅力が高まるものではないなあ。古民家風テーマパークとして楽しみたい向きとか国外からの旅行者にはよいかもしれないが。
値段は平日とは言え、かまくら祭り時期の宿泊でビジホに毛が生えた程度の値段で湯西川の宿に泊まれて、それなりの食事も付いているので安いと思うので、施設、食事、ホスピタリティーについて不満はない。
預けて遠くの駐車場に停められていた車に思い切りドアパンチされていても我慢する(それがグチグチ書いている理由としても大きいんだろうけど)。
けれど、某旅行予約サイトのコメントの低評価に対して、(たとえ価格に対して過剰な要求だったとしても)「宿代安いでしょ。ものを知らない悪質なクレーマー」みたいな返事をする宿は、私はもう避けたいかな。
かまくら祭り
まあ、気を取り直して、今回のメインディッシュのかまくら祭り。
数百のミニかまくらが河川敷に並ぶ。
今年は雪が少ないので、どうなっているかと思っていたけれど、無事開催。
宿の送迎バスで18時に会場に向かう。
たぶんちょっと大きめのバケツくらいの大きさのミニかまくらのなかでろうそくが灯されている。
河川敷に並ぶたくさんのかまくらはけっこう距離がある。
河川敷に降りていく道にもあるので、こちらは中のろうそくの揺れまでよく見える。数は少ないけれど、こちらのほうが風情があるかな。
こういう感じ方になってしまうのは、私が目がよくないから遠くのものがよく見えないからなのだろうか。
河川敷までかまくらの間を歩いて降りて、近くでたくさんのかまくらを見ることができたら、もっとよいのだろうけれど。
そんな向きにはメイン会場の平家の里があるわけだが…
入場料500円はよいとして、宿の食事の時間が19時15分と指定されているので、寄っている時間はほとんどない。
かと言って食後でも、やはり平家の里は閉まってしまう。
ということで、平家の里の散策は諦めた。
まあ、これは祭りの時間帯と夕食時間が重なっているため、夕食6時と指定でき会場に歩いていける距離の宿でないと解決は難しいかな。
もし再訪するなら、私としては帰りは遅くなるが3時間あれば帰ってこれるし、日帰りで行きたいのが正直な所。
なにはともあれ、喜ぶ妻と一緒にこうして歩くことができるのは幸せなことだ。
湯西川の部落内を散策
翌朝、宿をチェックアウトして湯西川町内を散策。
寒くて体調もあまり良くないのに、妻はごきげんなのかよく歩きたがる。よかった。
こうやって見ると、やはり山の中の小さな集落。
コンビニすら一軒もなしだが、それが山奥の温泉宿という物。そこに好き好んで来ていながら、いろいろな便を求める人がいるのに宿がため息をつく気持ちもわからなくは無いけれど…
今でこそよく整備された道路があるけれど、昭和の頃はもっとアクセスがきつかったはずだが、それでここの人々の生活は幸せになったのだろうか。
なんて思うのは、発展を享受している都会の住民の戯言なのだろうか。
雪の大内宿
そして、(あるかどうかわからないけれど)雪の大内宿をめざす。
福島に入ったあたりから雪の量も増え始め期待大。
そして、現地では雪を載せた茅葺屋根が迎えてくれた。
白川郷の写真によるイメージが強いのかもしれないが、やはり雪が載っている茅葺屋根というのは古の日本の山村を思い起こさせてくれてよい。
泊まった宿の古民家風骨董品博物館と比べると、どちらが良い悪いではないが、やはりホンモノ感を感じさせてくれる。
建物をじっくり見せていただいたお店で茶さじを購入。会津塗らしい。
ずっと以前から欲しかったのだけれど、せっかくなら妻との旅行の思い出になる品がよいなと思って、今まで我慢していたのがやっと買えた。
金太郎 そば 山本屋にて「山本屋晴れの日膳」
妻の希望で入った「金太郎 そば 山本屋」。
私はくるみそば(ざる)、栃もちのつゆ餅、さしみこんにゃく、くるみアイスクリームのセット。妻は、あたたかいくるみそばで、セット品は2人でシェア。
栃もちのつゆ餅
くるみアイスクリーム
大内宿と言えばネギそばだけど、それは以前いただいていたので、今回は別のもの。
くるみそばはうまいし、セットの品々も食べる価値あり。正解。
そして、セットには入っていなかった小づゆもいただくことができた。
メニューも凝っているし、その他に読み物も置いてあって、料理がでてくるまでの時間も楽しむことができて、大満足。
両側を木で閉じる形の蛇腹メニュー
大内宿の歴史読み物
鹿の湯
同じ道を通って帰るのを避けて、国道121号〜289号〜県道290号と抜け、那須湯本鹿の湯に。
大人になったので、44度まで抑えゆっくりふやける。
やっぱり、温泉は硫黄の匂いがいい。
そして、妻のお気に入りのパン屋でいくつか仕入れて帰宅。
さあ、週明けから仕事頑張ろう。