2025 ARK ラリー・カムイ

移動日

始発電車で羽田空港に向かい、朝7時の飛行機で新千歳へ。

帰りには寄ることもできないかもしれないので、支笏湖の温泉に立ち寄る。
が、行こうと思っていた洞爺湖の丸駒温泉旅館は、木曜日は日帰り温泉休業日。ということで、休暇村に。
露店がないのは残念だが、とろみのある良いお湯で、内装もきれい。さすが休暇村。

ちょっと時間がありそうなので、支笏湖湖畔で水中を見ることができる遊覧船に。

出航時間までの間、ちょっと売店を散策していると、手掘りのフクロウのキーホルダー。
銅に穴が開いた中にもフクロウが彫ってある。300円という値段にびっくりして思わず買ってしまった。

そして、支笏湖30分の旅。

鶴岡家は本当に仲がよくて、一緒にいて楽しい。
いや、うちも仲はとても良いのだけれど。

そして、サービスパークへ。
荷物おろし、レッキ準備、レッキ受付、書類確認と、今年は順調に進み、なにより。

ここでも、もちろん仲良しだ。

レッキ

さて、鶴岡夫婦特集も終わりにして…

レッキは、今回から早めに行くことにした。

鶴岡さんも慣れてきて、そこそこのペースでレッキできるようになった。
あとは、2回のレッキでもっと必要な情報をノートに入れていくことができるようになると、より良くなると思うのだけれど、本番の走行時にそれを消化できるかとのバランスもあるから毎戦少しずつ良くしていくしかないかな。

順調にレッキも終わり、車検も無事終了。

夕食を食べてから、ノート整理と確認。

1日目のスタートは9:00と遅いので、なんとか睡眠時間も6時間確保。睡眠不足だと明らかに翌日のパフォーマンスに影響が出ることが分かったのでありがたい。

1日目

74Rでスタート。うちと孝敬以外いたのだろうか。
私としては、対バースト性の観点もさることながら、舗装率の高さ、鶴岡さんのフロントタイヤに頼って曲がろうとする運転から、88Rの方が良いとは思うのだけれど、ドライバーの選択にお任せ。

SS1 STREAM、11.04km。
うーん、藤原さん速い、49秒(4.4s/km)やられている。
でも、2番手の鮫島さんから18秒(1.6s/km)というのは悪くないんじゃない、と思ったが、落ち着いてほかのクラスまで見ると、これJN-4の藤原さん以外が速くないのね。
悟志さんが本調子ならJN-3の悠太さんと十分勝負できるタイムで走ってくれると思うので、悠太さんとも比べましょう。58秒(5.2s/km)負け。

SS2 ORCHID SHORT、12.55km。
去年リタイヤしたSS。今年は的確なスピードコントロールで、無事通過。
藤原さんから36秒(3s/km)遅れ。悠太さんからは50秒(4.1s/km)遅れ。
コンスタントにこのタイムを出せればいいのかなあ、もう少し欲張るべきなのかなあ、なんて考えていたら…

SS3 KNOLL、7.77km。
1.6km地点あたりで、R5から進入し底辺で3になるコーナーでアウト側の溝に落ちてそのまま復帰できず。

今年も、掃除は全くしないスイーパー。
上げてほしいというよりも、5分もかからずに上がるのに、それを上げて排除せずに次のSSを全車走らせるというのが私には理解できないのだけれど、その土地ごとにいろいろ考え方が違うのでしょう。

しかし今年は、SS3Finishに連れてこられたのちに、ステージコマンダーから「車出して持っていきましょうか」と連絡があったので、「ぜひぜひ」とお願いし、早めにサービスパークに帰ることができた。

サービスに帰ったのちに点検したが、ほぼノーダメージ。

Leg1終了まで時間があるので、ホテルに帰って、明日のペースノートの確認。
ちょうど、孝敬が帰ってくるあたりに、完了してサービスパークに戻ることができた。
おかげで、この夜もそこそこ寝る時間を確保できた。

2日目

本日は、88Rでスタート。

SS8 SUNFLOWER、16.01km。
新しい京極町の道。

常に、人の話に耳を傾け、自分の経験と合わせて、より良くなる道を模索する鶴岡さん。だから乗っていても、とても楽しい。その結果がプラスでもマイナスでも(笑)

今回も空気圧で一つ知見を得たようで、入念に空気圧調整。

と、ここは藤原さんから65秒(4s/km)遅れ。悠太さんからは78秒(4.8s/km)遅れ。

SS9 NEW SUN-RISE、3.65km。
去年も使った、カムイでは短めの道。
藤原さんから18秒(4.9s/km)遅れ。悠太さんからは22秒(6s/km)遅れ。

SS10 SUNFLOWER、16.01km。
コマ図地点で曲がりそこない、バックギアになかなか入らず、5秒以上停止。
藤原さんから95秒(5.9s/km)遅れ。悠太さんからは105秒(6.5s/km)遅れ。

SS11 NEW SUN-RISE、3.65km。
藤原さんから19秒(5.2s/km)遅れ。悠太さんからは23秒(6.3s/km)遅れ。
フィニッシュ後、すぐ前でがまんの走りを続けていた筒井さんにおめでとうの握手をして、帰還。

鶴岡さんも、2日目は離脱できないし、確実に完走目指してちょっと安全に走っていたという感じかな。
前日に比べても、「あらあら」というところはほとんどなかった。

フィニッシュでは、汗を流しながら、車の元オーナーのチャンピオンが迎えてくれた。

そして今年からの規則改定で、初日にレグ離脱してもリタイヤ扱いとはならず、完走6位。

蘭越町さんの大盤振る舞いで、お米5Kg x 2をいただいた。

帰りは、ラリー中に見つけた京極の日帰り温泉施設に立ち寄って、汗を流す。
ちょっとゆっくりしすぎたか、千歳まではかなりのハイペースで。

うーん、ラリーが終わってちょっと油断していた。申し訳ない。

レンタカー屋の閉店10分前にガソリンも満タンにせずに到着し、新千歳空港では、お店はかなり閉店。土産物屋もほぼ閉店という、悲しい状況。

ま、ラリーしに来たんですよね。

初日の半分を走れなかったのは残念だが、今回も楽しいラリーだった。
もちろん、鶴岡さんの74Rの初体験。ペースノートの改善他、実りもあったと思う。

次は、ちょっと間をあけてラリー北海道。

次こそは、自分がぼた餅にならずに、食べる側になろう。

  • Series: 2025 JAF 全日本ラリー選手権 第5戦
  • Event: 2025 ARK ラリー・カムイ
  • Date: 2025年7月4日〜6日
  • Place: 北海道
  • Result: JN-4 6位 Dr.鶴岡雄次
  • Service Crew: 大谷竜三、鶴岡恭子
  • Official Result: