箱根、強羅温泉に

久々に、私が宿を決めての温泉旅行。
箱根は強羅温泉へ。
6月のなんでもない週末なのに、東名も、そのあとの下道も結構混んでいる。
だから、東名方面は苦手意識大。

ということで、どこにも寄ることなく着いた宿は「国民宿舎 箱根太陽山荘」。
昭和17年築の国の登録有形文化財というのにふさわしく、すべてが昭和感。

部屋の入口の扉の高さは175cmというのも、戦前ならでは。
というか、今どきの高校生に戦前という表現は通じるのだろうか、などと思う。

令和を感じさせるのは、デジタル放送用HD画面のTVと館内に飛んでいるWi-Fiくらいだろうか。

お部屋に案内されるも、「どちらの部屋がよろしいですか?」とその場で聞かれたのは、初めての経験。
お勧めの「大文字焼の字が見える」部屋でお願いした。

温泉に来たら、当然まずはお風呂。
お風呂の内装はきれいに改修してあって、令和だった。
濁りも、硫黄臭もそれほど強くないけど、いいお湯。

湯上りで、周囲を散歩。

夕食も昭和の国民宿舎という感じ。
お品書きがあるようなご立派なものではないけれど、ちゃんと手はかけてあり、おいしく頂けて腹一杯で満足。
手の込んだ家庭料理を品数たくさんで、という感じかな。

赤身の刺身が無く焼き魚が出てくるというのも、なかなか珍しい。
といっても、別段不満というわけではない。伊豆の海沿いの宿なら「あれっ」と思うかもしれないけど。
むしろ、山の中の宿に行って、海魚の刺身が出てくる方ががっかり感。

腹がふくれて、もう一度風呂に行かずに寝てしまった。
翌朝は男女入れ替えなので残念。

早寝したので、早起きして風呂に。
昨日の岩風呂に対して、こちらは木風呂と雰囲気が違うのがいい。

朝食も、家庭料理プラスという感じ。

お値段は、インバウンドで盛り上がりまくりの箱根の週末にしては、とてもお手ごろ。
冷蔵庫が部屋になく共用というようなことに拒否感を覚える人にはお勧めしないけど…

まさに「国民宿舎」という言葉がふさわしいお宿だった。

そして、箱根駅伝ファンのJikoちゃんのために、駅伝コースを芦ノ湖まで上る。

はずが、いつの間にか仙石原を通過し、箱根ビジターセンターに(後で見たら、そもそも強羅の手前で、コースは別方向だったらしい。でも、私は駅伝とか興味ないもの)。

その後ロープウェーで大涌谷に上ろうとするも、強風のため運航中止。道の駅箱根峠に行き、道の駅スタンプを押し、箱根新道(今はもう、そう言わないのか?)を下る。

そして、鈴廣本店へ。

「そばと板わさ 美蔵」で昼食と思っていたけれど、かなり待ち時間がありそうなので、先に名前を書いて、売店「鈴廣かまぼこの里」へ。

とても、おいしそうなものが山のように並んでいる。

見ているだけで時間が解けていくけれど、Jikoちゃんは歩くのにお疲れのよう。

と、やっと順番待ちの電話があり美蔵へ。

その後、鈴廣かまぼこ博物館に。
楽しそうでよかった。

そして、近くの道の駅のスタンプ巡り。2件目は改装中で無駄足…

行きの道中で見た渋滞に突っ込んで帰る。帰りの高速は海老名まで寝てたけど…

うーん、やっぱり箱根方面は、行き帰りの道のりがつらいなあ。伊豆とかもっと行きたいのだけれど。